三越伊勢丹バイヤーから学ぶ、オンライン販売(EC)の「売れるロジック」
大富牧場フライングカウ
牧場直営のスイーツが人気の「大富牧場フライングカウ」。 店舗や催事などの「対面販売」では多くのファンを持っていますが、自社ECサイトでの「オンライン販売」には課題を感じていました。 「対面なら伝わる魅力が、ネットだと届きにくい」。そんな悩みを持つ同社が、三越伊勢丹が運営するオンラインギフトサイト「MOO:D MARK(ムードマーク)」への出展支援を通して学んだ、ECならではの「売れる見せ方」と「商品設計」について紹介します。
抱えていた課題:ECサイトでの販売を強化したい
これまで、自社店舗や小売店の催事など、お客様と直接顔を合わせる場では順調に販売を伸ばしていました。しかし、自社ECサイトでの動きは少し弱く、伸び悩んでいるのが実情でした。 「自社ECを強化したいが、きっかけが掴めない」。そう考えていた時、百貨店のECサイトという「ブランド力」のある場での販売が、現状を打破する良いとっかかりになるのではないかと感じ、本支援への応募を決めました。
支援のアプローチ:トップバイヤーと共に作る「EC販売の見せ方」
三越伊勢丹のソーシャルギフトサイト「MOO:D MARK」への掲載に向けた、公社の支援を活用しました。今回は、2回現地に足を運んでいただき、1回目は三越伊勢丹バイヤーと掲載商品の選定、2回目にはバイヤーと制作チームを牧場へ迎え入れ、取材・撮影を実施していただきました。プロの視点による「商品ページの作り込み」や、百貨店との口座開設、契約条件の調整など、実務を通してEC流通のノウハウをOJT形式で学びました。
支援を受けて改善したこと:ECで売るためのロジカルな設計
バイヤーの訪問は、目から鱗の連続でした。「ギフトに特化するなら、この組み合わせが良い」「この価格帯が動きやすい」といった具体的なアドバイスを受ける中で、自分たちがこれまで「感覚」でやっていたことが、データに基づいた「ロジック」として整理されていきました。 また、掛け率の交渉など、商談の実務を経験したことで、他の取引先との商談にも活かせる「交渉力」が身についたことも大きな収穫です。
現場のエピソード:その場で商品化決定!「クッキー缶」誕生秘話
バイヤー訪問時、まだ商品化を迷っていた「クッキー缶」の試作を見せたところ、その場で「この缶ならいける」「価格はこれくらいで」と具体的なアドバイスをもらい、一気に掲載商品として採用が決まりました。 また、こだわって作ったプリンのギフト箱も「これはギフトに強い」と高く評価され、大きな自信につながりました。第三者、それもプロの目線が入ることで、商品のポテンシャルが引き出された瞬間でした。
事業者コメント:この学びを自社ECサイトの改善にも生かしたい
「百貨店サイトに載ったからといって、魔法のように売上が増えるわけではありません。しかし、掲載後はコンスタントに売れ続けています。 今回の支援で学んだのは、誕生日や内祝いといった『オケージョン(行事)』に刺さる商品設計や、検索されるための導線づくりの重要性です。ここで得たノウハウを、今後は自社ECサイトの改善にもフル活用していきたいですね」
その他の支援実績
いいものを、いい贈りかたで。三越伊勢丹のEC「ムードマーク」と佐賀県産品の挑戦
唐津くん煙工房
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田島柑橘園&加工所
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佐賀県農業協同組合(JAさが)
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日南茶藝
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