ネット販売では見えなかった「リアル」な手応え。新商品「あお」のテスト販売で見つけた、自信と次なる一手
日南茶藝
佐賀県伊万里市で茶業を営む「日南茶藝」。夏季の主力商品として開発した水出し緑茶「あお」ですが、完成したものの「どこで、どう売るか」という課題に直面していました。公社が運営する県産品アンテナショップ「SAGA MADO」でのポップアップを通じて、ネット販売だけでは得られない「生の声」と「市場の相場観」を掴んだ実りある挑戦を紹介します。
抱えていた課題:新商品はできたが、披露する「舞台」がない
お茶の需要が落ち込む夏季に向け、爽やかに楽しめる水出し緑茶「あお」を開発しました。しかし主な販路はECサイト等が中心。「味を知ってもらえれば売れるはず」という自信はありましたが、実際に商品を手に取ってその魅力を直接訴求できる「リアルの売り場」を持てていないことが悩みでした。
支援のアプローチ:SAGA MADOを「実験室」に
公社へ相談を行う中で、「SAGA MADO」でのポップアップ開催という提案を採用しました。単に商品を陳列するだけでなく、試飲会やPR活動を組み合わせることで、お客様の反応をダイレクトに確認する「テストマーケティングの場」として活用するアプローチです。
支援を受けて改善したこと:顔の見える販売で見えた「指針」と「覚悟」
リアルな対面販売を行ったことで、お客様の温度感を肌で感じることができました。思い切って青みや渋みを出した繊細な味わいゆえの不安もありましたが、「感動するほど美味しい!」という声に大きな自信を獲得。同時に、好みが分かれることも確認でき、ターゲットを絞って「割り切る覚悟」ができました。このデータは今後の確かな指針となりました。
現場のエピソード:他社商品と並べて初めて気づいた「立ち位置」
収穫は「お客様の声」だけではありません。県内の名産品が集まる店頭に立ち、自社商品を俯瞰した結果、世の中の「旨み・甘み重視」とは真逆をいく味わいや、あえて大きめにしたインパクトのあるパッケージが、他社と明確に差別化できていると再確認できました。自分たちの強みがブレていないと実感できたことは、大きな収穫でした。
事業者コメント:「美味しい」の声と確信を次のステップへ
「SAGA MADOには他県からのお客様も多く、商品が外へ広がっていく手応えを感じました。『あお』の試飲はドキドキでしたが、直接『美味しい』と好評をいただき自信に繋がりました。今回の経験を活かし、ギフト展開を進めていきたいと考えています」
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