「直販」開始、食べチョクアワード入賞、そして銀座三越へ。ヨネクラ園芸の挑戦
ヨネクラ園芸
東京での会社員生活を経て、実家の農業を継ぐためにUターン就農した「ヨネクラ園芸」。 主力商品であるモロヘイヤの栽培に情熱を注いでいますが、昨今の燃料費や資材の高騰等の影響が経営を直撃していました。「市場出荷だけでは、努力しても収益が残りづらい」。 そんな構造的な課題を打破するため、「生産者EC支援事業(食べチョクとの連携)」に参加。自ら価格を決め、お客様と直接つながる「直販」への挑戦で掴んだ、快進撃のストーリーを紹介します。
抱えていた課題:市場出荷「一本足打法」の限界
就農以来、市場への出荷を中心に経営を行ってきました。しかし、自分たちでは価格をコントロールできない市場出荷は、相場の変動やコスト増の影響をダイレクトに受けてしまいます。 燃料費や資材費が高騰を続ける中、どれだけ良いものを作っても利益が確保しづらい状況に、「このまま市場出荷だけに頼っていて良いのか」という強い危機感を抱えていました。
支援のアプローチ:「値決め」ができる直販へのシフト
「収益構造を変えるには、自分で販売価格を決められる販路が必要だ」。そう考え、公社からの提案を受けて産直ECサイト「食べチョク」との連携事業(生産者EC支援事業)への参加を決断しました。 単なる「ネット販売」ではなく、自分たちの野菜に付加価値をつけ、納得できる価格で直接消費者に届ける。これまでの「作って終わり」の農業から、一歩踏み出す挑戦の始まりでした。
支援を受けて改善したこと:初めて届いた「消費者の声」
本事業を通じて「食べチョク」での販売を開始し、市場出荷以外では初となる販路を開拓しました。 最大の変化は、お客様との関係性です。顔の見えない市場出荷とは異なり、「美味しかった」「また食べたい」といった消費者の声がダイレクトに届くようになりました。このフィードバックが、品質向上へのモチベーションとなり、自社商品の価値を再認識するきっかけとなりました。
現場のエピソード:販売スキルの習得と、キャンペーン活用
事業に採択されたことで、ECならではの「売れるコツ」や販売スキルを基礎から習得することができました。 また、購入促進のための「500円OFFクーポン」や「レビューキャンペーン」といった販売促進施策も積極的に活用。こうした地道な工夫が実を結び、多くの新規顧客の獲得に成功しました。
事業者コメント:銀座三越の売り場に、自分の野菜が
「産直ECを通じて、全国のお客様へ自慢のモロヘイヤを届けられるようになり、多くのリピーター様にも恵まれました。 その結果、『食べチョクアワード2025』の野菜部門で16位という評価をいただくことができました。さらに、こうした直販の取り組みがきっかけとなり、今では銀座三越の野菜売り場でもうちのモロヘイヤが販売されています。市場出荷だけに頼らず、一歩踏み出して本当に良かったです」
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