【レポート】現役百貨店バイヤーが教える!「選ばれる提案をつくる生成AI実践セミナー」
1.概要
2026年8月5日(水)、西九州大学健康支援センターにおいて、県内事業者の皆様を対象に、「現役百貨店バイヤーが教える!選ばれる提案をつくる生成AI実践セミナー」を開催しました。
講師には、株式会社三越伊勢丹 OMDグループ マーチャンダイザー・食の6次産業化プロデューサーの青木健二氏を迎え、提案書・販促計画・業務マニュアル作成など、日々の業務に生成AIを活用する方法について、実践ワークを交えながら学びました。
2.セミナー・実践ワーク
セミナーでは、生成AIを単に文章を作る道具として使うのではなく、「優秀な担当者」として働かせるための考え方が紹介されました。AIに役割を与え、正確な情報や判断基準を渡し、不足情報を質問させたうえで、最後は人がAIによるアウトプットの内容を確認することが重要である、と説明されました。
実践ワークでは、講師が用意した手順やプロンプト例などをまとめたワークブックを参考にしながら、実際に生成AIを操作しました。まず、AIに「百貨店バイヤー」の役割を与え、バイヤーの視点から情報を整理し、商品・ブランド提案シートを作成するワークに取り組みました。作り手が伝えたい「想い・製法・こだわり」に加え、「誰が買う商品か」「なぜ選ばれるのか」「他の商品との違い」「価格や取引条件」など、バイヤーが商談で確認する視点から情報を整理。事実を並べるだけでなく、AIを活用して「事実→意味→顧客・売場にとっての価値」へ変換することで、商品の魅力を提案につなげる方法を学びました。

続いて、AIを「販促担当者兼市場トレンドアナリスト」として活用し、自社の年間計画に市場や生活者の最新トレンドを取り入れるワークを実施しました。母の日やお中元などの既存計画を軸に、AIが提示した候補の中から実行可能な案を人が選ぶことで、自社だけでは気づきにくい新たな販促の切り口を見つける方法が紹介されました。
最後は、AIを「社内の頼れる先輩」として活用する方法を体験しました。正式な業務資料をAIが参照できる状態にし、その資料を根拠に質問へ回答させることで、業務知識の属人化を防ぎ、新人教育や引き継ぎ、業務マニュアルの活用につなげる考え方を学びました。
講師からは、AIが得意なのは情報整理や比較、選択肢の提示、文章のたたき台づくりであり、正しい事実を渡すことや、最終的な判断・確認は人が担うことが大切との説明がありました。「役割を与え、正しい情報を渡し、仕事の型を教え、最後に人が確認する」という考え方は、生成AIを日々の業務で活用するうえで重要なポイントとなりました。
3.ご案内
さが県産品流通デザイン公社では、今後も県内事業者の皆様の実務に直結するセミナーや支援事業を企画・開催していきます。今後のセミナー情報等についても、当公社ホームページ等で随時ご案内します。
今後のセミナー情報等をご希望の方は、以下リンクより必要事項をご入力ください。
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