tamanegi
タマネギ
主な生産地:佐賀市、多久市、小城市、神埼市、鳥栖市、三養基郡、唐津市、東松浦郡、伊万里市、西松浦郡、他
全国有数のタマネギ産地。
佐賀県産のタマネギは、春から秋に出荷されるものの中では全国1位の生産量。また、一年を通じた生産量でも、北海道に次いで全国2位。温暖な気候と肥沃な大地が育む佐賀のタマネギは、全国屈指の生産量と高い市場評価を獲得しています。
東京ドーム約586個分を誇る、タマネギの栽培面積。
佐賀県でタマネギ栽培が始まったのは昭和37年のこと。その後、お米の収穫後に栽培する作物として生産量は順調に増えていき、昭和40年代後半になると早く収穫するための技術の普及や収穫機・定植機といった機械の導入が進み、作付面積が一気に拡大。現在は白石町をはじめ、唐津市や鹿島市など県内各地で2700haを超える面積で栽培されるほどに成長を遂げました。これは東京ドームに換算すると、約586個分以上もの広さです。
春先から秋まで、様々な品種を出荷。
県内生産の約7割を占める佐賀平野は、ミネラル分が豊富な重粘土質の土壌。そのため、栄養価が高く、程良く甘いタマネギに仕上がります。県産のタマネギは長期出荷ができるのも特長で、毎年3月中旬頃から極早生品種「貴錦(たかにしき)」が出荷されると、その後は早生種、中生種、晩生種と様々な品種をリレーして10月まで出荷が可能。中でも3月から4月に出荷される「さが春一番たまねぎ」は、辛みがほとんどなく甘味が強いため、スライスしてそのまま食べられることで知られています。