maruboro
丸ぼうろ
主な生産地:佐賀
ポルトガルから伝来した素朴な菓子。
「丸ぼうろ」は南蛮船と共に、17世紀後半に伝わったポルトガルの菓子。当時、ポルトガル船員たちの保存食であった固いクッキーのようなものを、食べやすく味深いものにするために改良を重ねて完成したのが現在の「丸ぼうろ」です。
熟練の職人たちによる、伝統の手仕事。
佐賀県は、古くから良質な小麦粉が穫れる豊かな土地。それに加え、鎖国時代に海外から砂糖などの品々を長崎から佐賀を通って全国へと運んでいた「シュガーロード(長崎街道)」があったことで、菓子文化が盛んになりました。「丸ぼうろ」もその時代に生まれた味わい深い菓子のひとつ。高温で短時間に焼き上げることで、外はサクサク、中はふっくらとした独特の食感に。現在でも佐賀を代表するお菓子として長く愛されています。