希少な佐賀産白いちご「淡雪」をタイ向けに初出荷!
さが県産品流通デザイン公社(以下、公社)は、海外への青果マッチング支援事業の第一弾として、県内の主な白いちご生産地の一つである白石町のいちご農家3軒(岸川農園、川崎いちご園、ハヤシダファーム)が一丸となり生産した「淡雪」と、タイ・バンコク市内にある高級百貨店やスーパーとのマッチングを行い、2022 年 11 月 24 日(木曜日)にタイへ初出荷しました。
白いちご「淡雪」の生産は高度な栽培技術が必要であり、“甘みと酸味が調和した味わい深いイチゴ”として東京、京都、福岡などの青果市場で高い評価を得ています。
しかし、コロナ禍の影響で国内の出荷量が激減する中、次の一手として海外向けに白いちごを輸出し、新しい市場を模索したいとの思いから公社に相談がありました。
公社では輸出に向けてマッチングの支援を行いながら、タイ輸出に向けて必要な手続きのサポートを行い、今回、全ての手続きが完了し、正式にタイへの輸出が開始されました。
タイ向けにいちごなどの生果実を輸出するためには、生産する場所を「登録生産園地」として、そしてその登録生産園地で生産した生果実を選果・こん包する施設を「選果・こん包施設」として植物防疫所に登録する必要があります。登録には一定の条件を満たす必要があり、また「選果・こん包施設」においてはタイが定める衛生基準を満たす必要もあります。
今回、このすべての条件を満たし生産された海外ではまだまだ珍しい品種の白いちご「淡雪」などの佐賀県産いちごがタイに向けて初めて出荷されました。厳しい基準をクリアしながら世界各地で楽しまれている佐賀県産いちごの今後の飛躍にもぜひご注目ください。
■本件輸出の数量(予定)
出荷回数:毎週(火、木)2回
出荷数量:160~300 パック /回
出荷期間:11 月~3 月の見込み。
出荷方法:白石町農家 → 福岡空港 → 羽田空港 → タイ/バンコク。
参考情報
■2023年1月26日:青果マッチング支援事業 第2弾
佐賀県産みかんが初めてベトナムに輸出されました!
https://sagapin.jp/news/news-2214/