ogiyokan

小城羊羹

主な生産地:佐賀

佐賀のロングセラー銘菓。

小豆のほのかな香りと多彩な味わいが特長の「小城羊羹(おぎようかん)」は、小城市発祥の銘菓。20軒もの小城羊羹店が軒を連ねる小城は、「日本一の羊羹のまち」と呼ばれるほどです。

鎖国文化が生んだ、甘美な味わい。

小城羊羹のルーツは、鎖国をしていた江戸時代にまで遡ります。長崎を窓口に、オランダや中国との交易が行なわれていた当時、砂糖が盛んに取引されていたことから甘い菓子文化が発展。「村岡総本舗」の2代目・村岡安吉氏が「小城羊羹」の商標で販売したことをきっかけに、ブランド羊羹として全国に名を馳せるようになりました。一般的な「練り羊羹」もありますが、表面は砂糖が糖化したシャリシャリ感、内側はしっとりやわらかな食感が特長の「昔羊羹」や「切り羊羹」、「断ち羊羹」があります 。江戸、明治、大正、昭和、平成、令和と300年以上の時が流れても、その食感は多くの人々を魅了。小豆、砂糖、寒天を材料とした昔ながらの伝統製法が、今でも確かに受け継がれています。

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