個性派が集う、佐賀のブランド柿。

佐賀県の柿の生産量はとりわけ多いわけではありませんが、「刀根早生(となわせ)」「富有(ふゆう)」「松本早生(まつもとわせ)」といった個性豊かな品種が栽培されています。また、脊振山系(せふりさんけい)と天山山系(てんざんさんけい)の山並みに囲まれた土地は、その激しい寒暖差を生かした干し柿作りが盛んに行われています。

手間隙をかけて実る、佐賀の生柿と干し柿。

他の品種より一足先に出荷される「刀根早生」は、重さや外観を厳しくチェックし、丁寧な選果を実施。その甲斐あって、種がなく食べやすいと高い人気を獲得しています。武雄市のブランド柿「温泉美人」は、渋抜きをすることで通常よりも甘さが凝縮され、サクサクとした食感が楽しめます。また、佐賀市大和町の干し柿は、柔らかくモチモチとした食感で、程良い甘味と風味を併せ持つ。毎年11月下旬に見られる「柿のれん」は、約300年前から続く晩秋の風物詩。手作業で一つひとつ丁寧に皮を剥き、山並みの寒暖差を生かして30~40日かけて「干し柿」に仕上げます。